3D Gaussian Splatting (3DGS) 活用ガイド
このページでわかること
- 3D Gaussian Splatting (3DGS) の概要と特徴
- 3DGS空間の作成方法
- 活用シーンと実例
- ファイル形式と技術仕様
3D Gaussian Splatting とは
3D Gaussian Splatting(3DGS)は、複数の写真や動画からフォトリアルな3D空間を生成する最新技術です。
主な特徴
- 超リアルな再現: 実際の場所を撮影した写真から、まるで本物のような3D空間を生成
- 追加料金なし: Threedive AIの全プランで追加料金なしで利用可能
- 簡単な作成: 専用アプリで撮影するだけで3D空間データを生成
- AI接客と組み合わせ: 生成した3D空間内にAIアバターを配置可能
3DGS空間の作成方法
ステップ 1: Scaniverse アプリで撮影
Threedive AIでは、Scaniverse(スキャニバース)アプリを使用して3D Gaussian Splattingデータを作成します。
Scaniverse とは
Niantic Labs が提供する3Dスキャンアプリで、iPhoneやiPadのLiDARセンサーを使って簡単に高品質な3D空間データを作成できます。
- 対応デバイス: iPhone 12 Pro以降、iPad Pro(LiDAR搭載モデル)
- 価格: 基本機能は無料
- ダウンロード: App Store
撮影手順
- App StoreからScaniverseアプリをダウンロード
- アプリを起動して「新しいスキャン」を開始
- デバイスを持って撮影対象をゆっくりと一周しながらスキャン
- スキャン完了後、アプリ内で3Dプレビューを確認
Scaniverseの使い方(動画)
撮影のポイント
- ゆっくり動く: 急な動きは避け、スムーズにカメラを動かす
- 様々な角度から: 上下左右、多角的に撮影すると高品質
- 十分な明るさ: 明るい環境で撮影すると精度が向上
- 一定の距離を保つ: 撮影対象から1〜3m程度の距離が最適
ステップ 2: 3Dデータのエクスポート
Scaniverse アプリからThreedive AIで使用できる形式でエクスポートします。
- スキャン完了後、アプリ内で「エクスポート」を選択
- エクスポート形式で「Gaussian Splat (.splat)」または「PLY (.ply)」を選択
- エクスポートしたファイルをデバイスに保存
- AirDropやクラウドストレージ経由でPCに転送
Scaniverse の3DGS対応
Scaniverse は3D Gaussian Splattingに対応しており、.splat形式で直接エクスポートできます。詳細はNiantic Labs の公式発表をご覧ください。
ステップ 3: Threedive AIへのアップロード
- メディアライブラリにアクセス
- 生成された
.splatまたは.plyファイルをアップロード
メディアライブラリ画面 - ファイルのアップロードが可能
ステップ 4: スペースへの設定
- スペース設定の「詳細設定」タブを開く
- 「カスタムモデル URL」セクションで、アップロードした3DGSファイルを選択
対応ファイル形式:
.splat(3D Gaussian Splatting形式).ply(Point Cloud形式).rad(3DGSストリーミングファイル形式、v1.17.2で追加。徐々に読み込みながら表示するため表示開始が高速。v1.17.11でスペース新規作成時の「3DSplatから作成」での選択・プレビューに対応).glb/.gltf(従来の3Dモデル形式)
詳細設定タブ - カスタムモデルURLに3DGSファイルを指定可能
活用シーン
観光・文化財
特徴:
- 実際の観光地を超リアルに3D再現
- 多言語AIガイドによる説明
- 24時間いつでもバーチャル訪問可能
具体例:
- 史跡・文化財のバーチャルツアー
- 観光案内所のオンライン展開
- 遠隔地からの観光体験
不動産
特徴:
- 物件を実際に訪れたかのような内覧体験
- AIによる24時間対応の物件案内
- 複数物件の効率的な案内
具体例:
- マンション・戸建ての内覧
- オフィス・商業施設の見学
- リノベーション前後の比較
店舗・ショールーム
特徴:
- 実店舗をそのまま3D化
- AI店員による商品案内
- ECサイトとの連携
具体例:
- アパレル店舗の3Dショールーム
- 家具・インテリアのバーチャル展示
- 自動車ディーラーのショールーム
イベント・展示会
特徴:
- 展示会場をオンラインで再現
- AIによる製品説明
- グローバルな参加者対応
具体例:
- 企業展示ブースのオンライン化
- アート作品の3D展示
- 製品発表会のバーチャル開催
技術仕様
対応ファイル形式
| 形式 | 拡張子 | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Gaussian Splatting | .splat | 3DGS空間 | フォトリアル、高品質 |
| Point Cloud | .ply | 3DGS空間 | 汎用的な点群データ |
| 3DGSストリーミング | .rad | 3DGS空間 | 読み込みが高速。新規作成時にプレビュー対応 |
| GLTF/GLB | .gltf, .glb | 従来型3Dモデル | 標準的な3D形式 |
ファイルサイズ
- 推奨サイズ: プランの上限容量内
- 最適化: 品質と容量のバランスを考慮
座標系
- 座標系: 右手座標系(Y軸が上方向)
- 位置単位: メートル
- 回転単位: ラジアン(Euler角)
衝突判定
3DGS空間では、オプションで衝突判定用のGLBファイルを別途指定できます:
- 表示用:
.splatまたは.plyファイル(フォトリアル表示) - 衝突判定用:
.glbファイル(ユーザーの移動制限)
衝突判定の使い分け
- 表示用と衝突判定用を分けることで、見た目はリアルでも動作は軽快に保てます
- 衝突判定用GLBを指定しない場合、表示用モデルがGLBならそれが衝突判定にも使用されます
AIアバター配置との組み合わせ
3DGS空間内に、無制限にAIアバターを配置できます。
配置例
- 受付AI: 入口付近に配置して来訪者を案内
- 商品説明AI: 各展示物の前に配置して詳細を説明
- 多言語対応AI: エリアごとに異なる言語のAIを配置
詳細はスペース管理をご覧ください。
参考リンク
3D Gaussian Splatting技術について
次のステップ
サポート
3DGS空間の作成や設定に関するご質問は、Threedive AI Studioの「サポート問い合わせ」からお問い合わせください。